ストレスたまってないかい?

2017年05月09日

なんか寒くなったり、暑くなったりで体調崩している人も多いみたいですね。

特にダイエッターの皆さんは栄養が偏らないように注意してくださいね。

 

さって、よく「ストレスで太る」って言いますよね。

本当に、ストレスで太るんです!

それも、結構太ります。

 

摂取カロリーと消費カロリーのバランスで太るかやせるかが決まることは、もうみなさん承知の通りだと思います。

でも、いくらその摂取カロリーを抑えようとしても、

 「もっと食べたい」

 「まだ満腹じゃない」

 「お腹が減ってる」

 「まだ食べられる」

 「あれが食べたい」

こういう感覚はどうしてもコントロールが難しいですよね。

適量で適当なカロリーになった段階で脳が満腹という信号を出して、「もうこれ以上は食べられないよ!」

って知らせてくれたら一番いいんですけど。

 

でも、太ってしまう人の場合は、満腹と感じて食べることを制限することができない状態になってるんですよね。

それは意志(意思が強い、弱い)とは関係のないところ、脳の働きが絡んでいるから少々やっかいなんです。

 

ちょっと詳しく説明しますね。

人問の食欲は脳の視床下部という部分でコントロールされてるんです

その中にある視床下部腹内側核と言うのが俗に言う、「満腹中枢」って呼ばれていて、「満腹だから食べるのをやめなさい」というって指令を出してるんです。

 

それに対して、視床下部外側野は「摂食中枢」と呼ばれ、「お腹が空いたから何か食べなさい」という指令を出してるんです。

 

こんなふうに視床下部は、体の状態を最適な状態にセッティングするための装置のようなもので、この機能がしっかり働いていれば、極端に太ることや極端にやせることはないはずなんです。

 

でも、何かの事情で満腹中枢がうまく働かない場合、満腹を感じなくなるから食べ続けてしまって、肥満になってちゃうんです。

 

逆に、摂食中枢が壊されれば必要な分も食べなくなるので、極端な話、餓死してしまうこともあるんです。

 

満腹中枢が刺激を受ける要因は様々あるんだけど、その第一の原因は血糖なんです。

食事をして血糖値が上がると満腹中枢は刺激を受けて、満腹になったという情報を大脳に送ります。

 

そしてもう一つ重要な働きがあるんです。

「レプチン」というホルモンです。

レプチンは食事を始めて数十分経つと脂肪細胞から分泌が始まって、血糖と同じように満腹中枢に作用するんです。

脂肪細胞ってエネルギーの貯蔵庫というイメージがあるかもしれないけど、実は内分泌器官(ホルモンをつくる器官)という重要な役目もあるんです。

 

ここで一つの矛盾ですよね?

「肥満の人は脂肪細胞か多いんだから、レプチンも通常よりも大量に分泌されて、食欲がうまくコントロールできるんじゃないの?」って思いません?

でも肥満の人は、レプチンが多く出続けちゃって、満腹中枢でレプチンを感知するレプチン受容体の反応が鈍ってしまっていて、満腹感をちゃんと得られなくなっている場合が多いんです。

 

ここから本題です!

ストレスを感じると、このレプチンは減少すると言われてるんです。

ストレスを受けてレプチンが減少して、食欲が増して肥満になる、レプチン抵抗性でさらに食欲のコントロールが利かなくなる。

悪循環に陥ってしまうんです。

 

ストレスヤバいです!

皆さん、ストレス解消できてますか? 

ちなみにアルコールと過食はストレスの軽減にはらないんです。

アルコールや過食は感覚を鈍らしてるだけで、根本的なストレスの解消にはなっていないんです。

 

だからエンドレスでしょ?

アルコールに酔うと、その一瞬は、嫌なことを忘れられて楽しくなってるけど、酔いが覚めればすぐに現実の世界に戻るでしょ?

 

家族や友人、専門家に相談したり、スポーツや映画を楽しんだり、自分に合ったストレス解消方法を見つけるのが、ダイエット成功への近道なんです。

食べても、飲んでも解決しないんですよ~(^^)

飲み食いはお金もかかるしね(笑)

 

今日のまとめ

ストレス太りは、食べ物じゃなくて「ストレス解消法」に目を向けよう!

ダイエットにはストレスの解消が近道なんです

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