ダイエットでいきなりランニングするのは止めてください!

2016年06月02日

こんにちはダイエットボディメイク専門トレーナーシュワルツ浅井です。

 

「走ればやせる!」 そう思った方は正解です! 

 

走れば痩せます(^^)

 

でも、普段運動してなかった人が、最初からむやみに走ったら必ず失敗しちゃいます。

 

じゃあ、なぜ走ればやせるのか?

 

なんで正解なのか?

 

まずなんといっても走ること、ランニングは消費カロリーが非常に高いからなんです。

 

体重によっても変わるけど、約100kcalを消費するのにウォーキングなら50近くかかちゃうんです。

 

それがランニングなら約10程度。

 

消費カロリーが高いだけじゃなくて、ランニングでは下肢の筋肉(ももの周りや臀部)に強い刺激が加わるんです。

 

その強さは普段の生活で与えられる刺激よりもグットに高くて、ウォーキングに比べて約3倍の負荷がかかるといわれています。

 

それだけの刺激が与えられれば、筋肉量は当然増えきます。

 

いつも歩いて会社に行っている人が少し歩く距離を延ばす程度だと、下肢の筋肉に与える負荷はそれほど増えていないので、筋肉量はほとんど変わらないんです。

 

車がガソリンを使うように体脂肪をエネルギーとして使ってくれる器官は筋肉です。

 

筋肉量が増えれば車体が重くなるように燃費が悪くなって、同じ運動量でも多くの脂肪をエネルギーとして使ってくれるようになります。

 

筋肉量を増やして、さらに消賞カロリー自体も高い。

 

一石二鳥だからランニングはやせるんです。

 

じゃあなんでシュワルツ浅井は、いきなり走り始めてはダメって言うのか??

 

人問の体には、いったん壊されると再生が困難な部分があるんです。

 

ランニングで体重の約3倍の負荷が下肢に加わります。

 

筋肉だけにその負荷が加わるんだったら、筋肉は壊されて再生されることで強化されるからいいんだけど、関節内の軟骨組織は残念ながらそうはいかないんです。

 

軟骨組織もある程度の負荷だったら、スポンジのように押し潰されても戻るから、厚さを取り戻します。

 

でも、それが過剰に繰り返されると、使い古された座布団のようにつぶれて回復しなくなってしまいます。

 

もちろん、そうなるのを防ぐために、膝関節の周りの筋肉が衝撃を緩和するように吸収してくれるんです。

 

でも、長年運動してこなかった人はその筋肉量が減っているから、軟骨組織への負批が多くなってしまうんです。

 

筋肉が弱ってるから、軟骨を助けてあげられないんです。

 

いきなりランニングを始めると、先に筋肉量が増えてしっかり関節を守ることができるのか、それとも、その前に軟骨組織が壊されてしまうのか、一種の賭けをするということです。

 

その賭けに負けて膝を痛めてしまって、ドクターから走ることを禁止された方沢山いますよね。

 

人間は20歳を過ぎると年に約1%ずつ下肢(下半身)の筋肉量が減っていくといわれています。

 

膝関節の周りの筋肉量が十分でない状態で走り始めたら、膝はすぐに痛くなります。

 

ちょっとでも痛くなってくると、それは走るのをやめるための言い訳にして、ドロップアウトへしちゃってますよね。

 

次のような方は要注意ですよ。

20歳を過ぎてから何十年も運動不足が続いて、過体重になっている人

いきなり走ることから始めるのではなく、まずは消賞カロリーが少なくてもウォーキングなどインパクトの少ないものから始めるようにしてください。

水中ウォーキングやエアロバイク(自転車漕ぎ)でもいいですね。

 

そして摂取カロリーもコントロールして体重を減らし、関節への負担を減らすことが先決です。

 

■それはどの過体重ではないけれど、明らかに下肢の筋肉量が減っている方、少ない方

まずは下肢の筋肉を作ることから始めてください。

スクワットとかの下半身の筋力トレーニングでも筋肉は増えるし、普段から積極的に階段を使うようにするだけでも効果はあるんです。

 

「エレベーター、エスカレーターは一切使わない。慣れてきたら階段を一段飛ばしで昇る」

 

そんな生活をしていくだけで、膝関節を守ることができる下肢の筋肉を作ることはできるんです。

 

それを1~2ヵ月続けて、その後、徐々にランニングを始めていきましょう。

 

今日のポイント

まず運動は、消費カロリーを増やすより、筋肉量を増やせ!

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