骨盤矯正しても痩せません!

2019年11月13日

こんばんは!シュワルツ浅井です。

体の歪み、特に骨盤周辺の歪みを直すことでダイエット効果を謳う「整体型ダイエット」って、いいろんな名前で存在するダイエット法ですよね。

あるクライアントの方からこんな相談を受けたことがあります。

「以前骨盤の歪みを直すダイエットに2か月通って、20万円以上を支払ったんだけど、体型も体重も全然変わらなくて…」

その施設の責任者は「効果が出るのは個人差がある…あと一か月続ければ必ず効果が出る」って言われたんですけど…と。

その価格の高さもびっくりなんですけどね(笑)

「やめて正解です」と即答しました!(^^)

 

じゃあ本題です!

歪みを直す整体型ダイエットで体重、体脂肪が減るか?

答えは、NO!です

骨盤を含めた骨格の歪みと、体重、体脂肪の増減には直接的な関係はないんです。

今まで何度もブログで説明してきたように、体脂肪が増える最大原囚はまず食べすぎ(エネルギーの取りすぎ)

その次が運動不足(エネルギーの消費不足)

そして、食べ過ぎの背景にはストレスがあります。

だから、痩せるためには食べすぎと運動不足を解消して、ストレスも解消することが必要なんです。

 

「私か太ったのは食べ過ぎたからじゃない、骨盤が悪いからだ」って責任転換すれば、気持ちは楽でしょうけどね…

でも、原囚を直視しない的外れな対策をいくらとっても、残念ながら問題は解決しないんです。

 

「歪みはほっとけ!」って言ってるわけじゃないですよ。

体が前後左右に傾いた悪い姿勢は治すべきだと思います。

極端な悪い姿勢は、立ったり歩いたりという日常の動作で、腰や股問節、ひざなどに負担をかけて痛みや炎症の起こしちゃいますからね。

ある意味、歪みを修正して痛みから解放されて、普段の生活の中で運動量が増えて、その結果脂肪が減るってえことは、可能性としてはあります。

 

それに、過度に骨盤が後傾している人はお尻のトップが下かって見えるので、骨盤を前傾させることで、お尻の形をキレイに見せることはできるできるんです。

背中が丸まった猫背を直せば、バストのボリュームが上がったように見えて、形もキレイに見せることができるんです。

でもね、「骨盤の歪みが体内にすき問をつくってそこに脂肪がついてしまう」とか、

「骨盤が開くとヒップが大きくなる」みたいに、生理学、医学的にありえない話を信じさせて、高額な施術料金をとって、クライアントの悩みを解決しないのは問題だと思うんですけどね~。

人間の骨って、生まれつき左右で長さや大きさが多少違うものですから。

試しに、手や足指の長さを比べてみてください。

全く同じしゃないでしょ?

そんな左右差を埋めるための一種の機能として獲得している歪みもあるんです。

必要な歪みです。

だから、左右対称に腕や脚を使うマラソン選手でも、首が左右に幀いていたり、左右の肩の高さが違っていたりします。

こういった選手の左右のバランスを怯えてしまうと、かえって走り方がおかしくなってパフォーマンスが下がるだけでなくて、傷害を起こしやすくなる場合もあるんです。

健康上、疲労や痛みを引き起こすような悪い姿勢は改善する必要があるけど、それと体脂肪を減らすこととは、また別の話です

くれぐれも、お間違いのないようにね!(^^)

骨盤のゆがみを修正しても脂肪は燃えません!

 

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