甘いものを食べすぎた後のリカバリー法

2020年02月15日

昨日はバランタインデーでしたね。

チョコを食べ過ぎて気持ち悪くなったりしませんでしたか?

甘いものだけじゃなくて、ごちそうをいっぱい食べると、幸せな時はつかの間。

おなかいっぱいで苦しいだけじゃなくて、イライラしたり、疲れて眠くなったり、反対に眠れなかったり、「ああ、また食べ過ぎてしまった」と罪悪感に…

 

っと言うことで今日は「甘いものを食べすぎた後のリカバリー法」についてです。

 

甘いものを食べ過ぎるとどうなるか

砂糖をとりすぎる肉体的に負担がかかるだけじゃなくて、心理的にも影響があるんです。

甘いものをとると、ドーパミンがたくさん出ます。

ドーパミンは脳内にある神経伝達物質。

気分がよくなったり、幸せな気分にしてくれる物質なので「快楽ホルモン」とも呼ばれてます。

人の脳は、快楽が好きなので、何度もドーパミンを出したくなって、これが砂糖への依存性を引き起こすんです。

いわゆる「砂糖中毒」です。

 

甘いものを食べると血糖値があがります。

特に白砂糖など精製度の高い糖分を取ると、急激に血液中のグルコース(ブドウ糖)の量が増えます。

すると血糖値を適切に保とうと、すい臓からインスリンが出ます。

インスリンが出ると、今度はレプチンという、脳に「もうお腹がいっぱいです」と知らせるホルモンが減少します。

そのため脳は「よし、もっと食べなさい」という信号を出すんです。

甘いものを食べ始めるとなかなか止まらないのはこのせいなんです。

 

実は、もう最初のケーキで、血糖値は充分すぎるほど上がったのに、あまりに急激に上昇しから、インスリンが出るので、今度は血糖値が急激に低下するんです。

そこでまた食べて血糖値が上昇、そして低下。

血糖値のアップダウンが起こり、無駄にからだに負担がかかります。

このような反応がどのぐらいの時間で起きるのかは、個人差があります。

人によっては食べて15分ぐらいで、すぐにおなかがすくし、別の人は数時間後に起こったりします。

どっちにしても、甘いもの(炭水化物も)をたくさん食べたあと「まだおなかがすいている」と感じるのはニセのシグナルなんです。

甘いものを食べたらこういう状態になることを知っておくと、「もっと食べたい衝動」って思ったら、「来たな偽シグナル」ってことで、我慢できるかもしれませんね。

 

ナッツを食べる

甘いものを食べ過ぎたあと、いきなり絶食をしたいと思うかもしれないけど、かえってこれは身体に負担がかかります。

それよりは、急激に砂糖を消化、代謝しようとするからだの働きを止めるべきなんです。

そこで脂肪分やタンパク質のあるものをちょっとだけ食べて、消化を遅らせます。

それにはナッツがいいです。

 

軽い運動をする

食べ過ぎのあとたいていの人は眠くなります。

でも寝てはいけません。

寝ると余分なカロリーが脂肪になりやすくなります。

早いうちに運動をしておくと、筋肉がグルコースを消費してくれます。

そんなにきつい運動をする必要はないんです。

そのへんをちょっと歩けばいいのです。

軽い筋トレでもいいんです。

糖尿病の患者で、毎食後15分歩いている人は、昼間や食前に45分歩く人より血糖値が低いという研究結果もあります。

食べたあとすぐに対処するのがポイントです。

 

水分補給

もっと甘いものがほしいと思うかもしれないけど、もうこれ以上お菓子を食べるのはやめて、飲み物を摂取します。

ハーブティや緑茶などからだにやさしい飲み物がいいですね。

お茶を飲んでも糖分は消えないけど、利尿作用があるから、腎臓への血のめぐりがよくなります。

フルコースのごちそうを食べたら、デザートはやめて、飲み物だけにとどめておくのもお勧めです。

ふだんから水をしっかり飲んでおくと、満腹感があって、レプチン(満腹ホルモン)のレベルが下がりにくくなります。

 

家に残っている甘いものを捨てる

食べ過ぎたあと、運動をして水分も補給し、少し立ち直ったところで、家にある甘いものをすべて捨てます。

人が過食をするのは、たいてい自宅です。

レストランやホテルの、デザートやケーキ食べ放題で食べ過ぎる場合もありまもあるけど、たまにですよね。

しかし、たいていの人は人目があると、歯止めがかかります。

自宅で1人でいるときに甘いものを食べ過ぎるんです。

もともとそこに甘いものがなければ食べられないから、甘いお菓子はみな断捨離です。(^^)v

 

過食した数日後も脳は「また甘いもの食べてドーパミン出して」と指令を送り続ける可能性があります。

職場や学校にお菓子を持って行き、分かち合いましょう。

あなたの評判も上がりますよ(^^)

ふだんから甘いものを買わないほうがいいです。

買うと消費するしかなくなりますから。

砂糖は食べ過ぎなくてもからだに悪いんですから。

 

翌日はタンパク質をしっかり取る

食べ過ぎた日の翌日は、ふだんの食事に戻します。

絶食なんかしたらだめですよ。

といっても糖分や炭水化物は控えたほうがいいです。

その意味で、果糖がいっぱいのフルーツも控えめに。

脂質がほどほどにあって、高タンパクな食事がベストです。

植物繊維が豊富な野菜に、卵や魚、アボカドを食べるのがいいですね。

塩辛いものを食べると、また甘いものを食べたくなるので、やめましょう。

 

罪悪感を感じないで、通常の生活に戻る

甘いものを過食してしまうのは誰にでもあること。

べつに意志が弱いとか、だらしない訳じゃ無いんです。

母乳がかすかに甘いように、人は生まれたときから「甘味」を感じて、それがおいしい物だと好むようにできています。

母乳を飲まないと成長できないので、甘くなっているんだと思います。

こんなふうに甘味は生まれたときから人が好きな味だし、依存性もあるので、時にはたくさん食べてしまうことも無理はないんです。

甘いものを完全にやめるのは至難の業。

罪悪感を感じるとよけいにストレスになります。

だからと言ってジャンクフードや砂糖をたくさんとっても、結局からだに悪いのは同じです。

2つからだに悪いことをするより、1つにおさえておくべきですね。

大切なことは「過ぎてしまったことはもう変えられない」ということ。

自分がコントロールできるのは「今」だけです。

今後のために、反省したり、過食の原因を分析するのはいいことだけど、自己嫌悪や罪悪感はきっぱり捨てましょう。

そして平常心でふだんの生活に戻ります。

いつもの運動や食習慣にするのがベストです。

美味しい思いしたんだから、また頑張ればいいんです(^^)

甘いものをたくさん食べちゃった後の対処法!

ダイエットでお悩みの方、気軽に相談してくださいね(^^)v

📞011-624-6724

問い合わせアドレス:https://shape-body.com/contact/

 

ページ最上部へ