カフェインはダイエットの敵か?味方か?

2018年10月01日

こんにちは、台風が去って何事もなくほっと一息、でも地震があったみたいで、レッスン中だったので全く気が付かなかったシュワルツ浅井です。

さて、クライアントさんから

「先生、カフェインはダイエットにどうなんですか?」

そんな質問を受けたので、今日はカフェインについてです。

 

「カフェイン」って何者?

みなさんご存知と思うけど「カフェイン」って烏龍茶、コーヒー、チョコレート、紅茶、緑茶、眠気覚ましのドリンクや栄養ドリンクに含まれる成分で、興奮作用、利尿作用などがあるといわれています。

引き締め効果を期待したボディ用コスメに使用されることも多い成分なんです。

烏龍茶、コーヒー、緑茶、引き締め効果というと、ダイエットの味方!っていう印象があるけど、でも、「カフェインレス」を売りにする飲み物も多く見かけますよね。

このカフェイン、「ダイエット」敵なのか?味方なのか?説明しますね。

カフェインで脂肪燃焼できる?

脂肪を分解する酵素として「リパーゼ」があります。

カフェインにはこの消化酵素の働きを高める作用があるんです

脂肪は分解されなければ燃えることができないんだけど、リパーゼによってグリセリン脂肪酸に分解されることで燃えることができるようになるんです。

でも、カフェインを摂る事で脂肪の分解が促進されれば、脂肪燃焼率が高まるのは事実、でもこの場合、カフェインの働きは「分解までです。

 

分解しても使用されなければもとに戻ってしまうから、

カフェインを摂ったら運動をして脂肪を燃やさなければ意味がない…っていうことです。

 

基礎代謝は上がるので、通常よりは代謝量は増えるけど、カフェインをダイエットに役立てたいんだったら、運動と合わせないと意味がなってことです。

 

「脂肪燃焼に働きかける」カフェイン。

だけど、「痩せな~い」ってダイエット相談に来られる方の多くは、カフェインを多く摂っていたり、水の摂取が少ないことがほとんどなんです。

あれ?

カフェインで、交感神経が刺激される(=交感神経が優位になる)と、血管に密着している神経によって、体中にはり巡らされた毛細血管が収縮するんです。

これがあって、利尿作用が促進。

排出された尿の量によって一時的に体重は減るけど、でもこんなんで体重が変動しても、数百グラム程度の微々たるもの。

体脂肪率はどうかって言えば、家庭用の体脂肪計は電気抵抗から算出するから、身体から水分が減れば、逆に高くでちゃいます(笑) だから、カフェインでどんどん脂肪が燃焼するわけじゃなくて、あくまで「働きかけ」ということなんです。

やっぱり実際は運動量や食生活が重要。

カフェインの興奮作用を、行動の火付け役にしてサポートに利用するのは一つの手です。

カフェインの利尿作用から起こりうる水分不足……。水分が足りなくなると?

カフェインに利尿作用があるんですけど。

水分が不足してくると、脂肪燃焼に影響が出てきちゃいます。

脂肪が燃焼するときには、加水分解て言って水が必要です。

水は栄養素を細胞に運んで、使い終わったものを回収する血液の重要な要素です。

燃焼したい脂肪の運搬もしているから、水分の不足は脂肪燃焼の妨げになってしまうんです。

睡眠不足の時、目の周りがショボショボしたり、頭がスッキリしない、便秘、ふくらはぎがだるいという経験ないですか?

これは、脳の酸欠状態になって起こるとも言われています。

水は酸素の運搬にも関わるから、特に睡眠不足の状態で、カフェインを重ね過ぎるのは、ダイエット以前の問題で身体によろしくお無いわけなんです。

ボディラインへの影響

カフェインの摂取に偏っている人から、

「気になる部分が減らない」

って声をよく耳にします。

女性の気になる部分といえば、主に、、腕、ももや膝下、腰周り出すよね。 ここで考えられる理由の一つに、冷えがあります。

「カフェインは身体を冷やす」って、聞いたことないですか?

カフェインで交感神経が刺激されて、血管が収縮することが、冷えの一因になるんです。

身体の中が冷えることで胃腸の調子が崩れて、女性はむくみが、男性はお腹周りに出ることが多いんです。

カフェインで直接「太る」ことはないんだけど、こんなふうに間接的なボディラインに影響を洗えるんです。

多くの人はこれを「太った」と捉えがちだけど、ふくらはぎの血色が悪くて、筋肉がパンパンに張って重く感じる人は、身体が冷えていないか、注意してくださいね。

 

1日何杯まで大丈夫?

じゃあ、カフェインは何杯まで飲んでもいいかって言うと、よく言われている量は「1日3杯まで」。

体格や体質でかなり差が出るからこの辺は何とも無づかしいところです。

カフェインを摂ったときには、せめて同量の水を補いたいですね。

でも、水分をむやみにたくさんとることを推奨している訳じゃないですよ。

過剰に何かに偏ると、目に見えず感じにくいホルモンバランスを崩ししちゃいますからね。

 

「水が飲めない」「味のないものが飲めない」

カフェインの摂取量を見直そうとしても、慣れ親しんだ飲み物を変えることは、そう簡単じゃないですよね。

「水が飲めない」

「味のないものが飲めない」という人はにとっては、無味の水を飲むことは大変ですよね。

だから、自分がやりたくなった時に切り替えることがベスト。

「完璧にやろう」「こんな生活はいけない」と思い過ぎると逆にストレスになっちゃいますからね。

気楽にやってみるのも一つです。

 

カフェインはダイエットの敵か、味方か

決して、カフェインが何もしなくても痩せさせてくれる訳ではないので、痩せる効果を期待してたくさん飲んだ方がいいものじゃないんです。

摂りすぎが気になったときハーブティーやカフェインレスの飲み物を選択肢に加えることもおすすめです。

摂れば摂るほど摂りたくなるカフェイン……。

もしかすると、調子が悪いと感じるとき次々摂りたくなっていて……

多くの場合、摂り過ぎが問題になっているかも。

情報だけの「身体にいい」より、自分のコンディションがいい生活を実体験で知っていくことを大切にね。(^_-)

カフェインはダイエットの敵か味方か?

 

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