夜遅い時間に食べても、寝なければ太らない?

2018年10月22日

今週もい天気からスタート出来て、ご機嫌のシュワルツ浅井です。

「夜遅い時間に食べると、寝てる間に脂肪になるって聞いたんですけど、じゃあ、食べた後寝なければいいんですよね~」

こんな質問を受けました。

ダイエット中は、夜より朝にたくさん食べるようにするのがおススメです。

特に夜遅い時間の食事や間食は、寝てる間に脂肪として蓄積されやすいから、なるべく避けたほうがいい。

これはダイエットの鉄則です。

じゃあ、「寝てる間に脂肪になる」なら、寝なければ夜遅い時間に食べても大丈夫?

残念ながら「NO」です。

 

人間には体内時計がある

人間の身体には、体内時計って言うのがあるんです。

BMAL1(ビーマルワン)って言うたんぱく質をはじめ、いくつかの成分がこの体内時計を動かしてるんです。

このたんぱく質が、増えたり減ったりすることで、身体は1日の中で活発モードになったり、お休みモードになったりしてます。

 

実はこのたんぱく質、脂肪を体内に溜め込もうとする性質があるんです。

そして、このたんぱく質が増える時間帯、それが夜の10時~明け方の2時頃なんです。

っと言うことは、夜遅い時間に食事をすると、同じ摂取カロリーでも、夕方に食べるより脂肪として蓄えられやすい、太りやすいということになるんです。

 

夜更かしは体内時計を狂わす

そしてさらに、夜遅くまで起きてる不規則な生活が続くと、この体内時計は狂ってくるんです。

これが狂うと、問題のたんぱく質が常に多い状態になっちゃうことがあるんです。(@_@)

そうなると、規則正しい生活をしてる人と、まったく同じ摂取カロリーでも、不規則な生活をしてる人の方が太りやすいってことになるんです。

体内時計が狂うと、ホルモンのバランスもおかしくなります。

グレリンレプチンというホルモンがあるんだけど、グレリンは脳に働きかけて食欲を増進するホルモン。逆にレプチンは、食欲を抑えて、エネルギーの消費を促して、基礎代謝量を上げてくれる通称「やせホルモン」です。

 

夜更かしばかりして、不規則な生活をしていると、グレリンが増えて、やせホルモンであるレプチンは減っちゃうんです。

っと言うことは、同じ量を食べても太りやすくなるということになるんです。

夜が遅い生活は、たんぱく質やホルモンのダブルパンチで、より太りやすい生活になっっちゃうってことなんです。

 

朝食べる方がいいもうひとつの理由

さらにさらに、夜遅くに食べるのと、朝食べるのとでは、消費カロリーにも違いがあるんです。

食事誘導性熱代謝って聞いたことありますか?

 

これは、食べたものを消化吸収するのに使われる消費カロリーのことで、基礎代謝量の約10%を占めます。たとえば体重60kgの人なら、1日の消化吸収に使われるカロリーは約180kcalになるってことです。

毎日180kcalだから、これは意外と侮れないですよね。

この食事誘導性熱代謝は、夕方から夜にかけて、どんどん下がっていくんです。

だから、同じ量を食べるにしても、夜より朝に食べた方がカロリーを少し多く消費できるってことになるんです。

 

っと言うことで「夜遅い時間に食べても、寝なければ太らない?」っていう考えは、こんな理由から「NO」ということなんです。

仕事なんかでどうしても食事が遅くなるような時は、夕方の時点で軽くでも何か食べておいて、夜は控えめにするのがおススメです。

 

生活と食事のリズムちょっと見直してみるといいかもですね(^^)

夜遅い時間に食べて、ななければ太らないと言うことは無いんです!

 

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