札幌でダイエットはシェイプボディ!シェイプアップ専門のパーソナルトレーニングジム
2018年11月02日
こんにちは。
11月最初の金曜日、朝からてんてこ舞いのシュワルツ浅井です。
筋トレ翌日に、体重が増えちゃうことってよくあります。 1~2kgくらい増えちゃうこともあります
「このまま続けたら太ってしまう…」って心配する人もいるけど、体内の水分量が増えているだけだから何の問題も無いんです。
「このまま続けたらムキムキになってしまう」・・・
なんていうのも大きな勘違いの一つです。
筋肉というのは一朝一夕そう簡単に増やせるものじゃないんです。
筋肉が増えはじめるまでには最低でも2~4週間ほどの神経適応期間が必要になります。
「筋トレ=即ムキムキ」になるんだったらどんな楽な事か…(^_^😉
筋トレ翌日は、体内水分量が増えやすい状況なんです。
原因はいろいろあるんだけど、主に「筋繊維の微細な炎症」「ストレスホルモンの増加」「グリコーゲンの補充が円滑に行われる」が考えられます。
上記の3つは、どれも体内水分量の増加につながるんです。
体内水分量の増加の特徴として、普段よりも体脂肪率の数値が低く表示される感じになります。
これは体組成計(体脂肪計)の仕組みが「微弱な電流を流して体脂肪量を推測」しているからなんです。
数日間の間で、体重が増加していて体脂肪率が減少しているようだったら、「体内水分量が増えているのかな?」くらいに考えておいてください。
筋トレって、筋繊維に微細な損傷を与えるものです。
トレーニングで微細な損傷を受けた筋繊維は、筋サテライト細胞(衛生細胞)が張り付くようにして補修されていきます。
1度の補修は微々たるものなんだけど、このサイクルを繰り返すことで筋肉が強く大きくなるんです。
ちょっと乱暴な言い方をすれば、筋力トレーニングは「筋繊維に極々小さな怪我をさせる行為」ってことになります。
怪我といっても「筋繊維の構造が多少乱れる程度」だから強い痛みは発生しないです。
ストレスホルモンには、体内水分量を高める働きがありるんです。
激しいトレーニングや疲労の蓄積は、副腎皮質ホルモンの「コルチゾール」のレベルを高めます。
ストレスホルモンのコルチゾールには、生体のエネルギーを促進する働きがあるんだけど、過剰分泌されると「筋肉を分解したり、体内水分量を過剰に増やしてしまう」なんて悪さをしてしまうんです。
コルチゾールは過剰なストレスで分泌が過剰に促されるから、
「運動を頑張っているのに体重が減らない」
「カロリー制限をきつくしているのに体重が減らない」
ということが起こる原因になるんです。
そして、コルチゾールの過剰分泌には、以下のようなデメリットもあるんです。
多少の体重増加は問題ないんだけど、上のようなことが起こっているんだったら、何らかの対策が必要になります。
トレーニング内容の見直しとか、食事の見直しとかね。
糖質は、グリコーゲンという形で肝臓や筋肉に保存されています。
グリコーゲンには「水分を引きとどめる作用」があって、グリコーゲンの増減と体重の増減には密接な相関関係があるんです。
ダイエット初期に極端な食事制限をして起こる「大幅な体重減少の多くは、グリコーゲンの減少が原因」の場合が多いんです。
だから、テレビや雑誌とかでのダイエット企画で、急に体重が減ってるのは、体脂肪が減っているわけじゃないんです。
そしてグリコーゲンには、「枯渇させてからエネルギー補給(糖質摂取)することで体内蓄積率が高くなる」という性質を持ってるんです。
だからやみくもに食事制限をするダイエットだと、知らず知らずのうちにカーボローディング(グリコーゲンを通常よりも多くため込むためのテクニック)と同じような状況をつくり出してしまっている可能性があるんです。
ダイエットしているつもりが、グリコーゲンをためやすい身体作りって不味いですよね。
っと言うことで…
筋トレ翌日の体重増加は、体内水分量が増えていることによるものです。
主な原因は、
「筋繊維の微細な損傷」
「ストレスホルモンの過剰分泌」
「グリコーゲン補充」
目先の数字にとらわれ過ぎないようにね。
体重=体脂肪じゃないんだから。
体脂肪計はあくまでも目安です(^^)