野菜を食べても体の中の酵素は増えません!

2019年02月02日

こんにちは、きょうも朝からフル回転のシュワルツ浅井です。

 

巷では何かと健康ブームですよね。

雑誌やテレビ何までも必ず取り上げられてます。

そして健康といえば野菜も人気がありますよね。

野菜だけの料理を出すレストランとか、スーパーやコンビニでも色んな野菜が入ったサラダとか1日分の野菜が取れるジュースなんか本当に増えましたよね。

あと野菜や果物をミックスした生ジュースとかスムージーなんかのお店も見るようになりましたよね。

それに野菜を連想させる「食物繊維」「酵素」「スーパーフード」なんての名前が付いた商品にも飛びつく人も多いですよね。

確かに、「野菜はカラダに良い」なんだけど、シュワルツ浅井的には「野菜も体に良い」なんですよ。

「野菜=健康」、「野菜=痩せる」ていう野菜都市伝説を信じている人は、サラダやスムージーなんかの野菜だけで食事を済ませている人も多いですよね。

でも、そういう食事をヘルシーだとか、健康的って言うのはちょっと待ってくださいね。

 

野菜都市伝説その1「酵素」

「生野菜には酵素が含まれているから、たくさん摂れば、体内の酵素が増えて代謝がアップする」って話です。

体は、生まれた時から何千種類もの酵素を持っているんです。

それに日々、作ってもいます。

体内の酵素は、その役割から大きく分けて2つあります。

食べ物を摂っだ後、消化活動をする「消化酵素」呼吸や免疫、細胞の修復や再生、体温の調整、自律神経の調整、エネルギーの産生、老廃物や毒素の排出を行う「代謝酵素」です。

だから、酵素なしでは生きていけないし、不足すれば体調を崩します。

そして残念なことに、酵素も加齢とともに減っていくことがわかっています。

 

一方、野菜や果物、魚や肉、発酵食品などの食物に含まれるのが「食物酵素」です。

酵素は46℃以上になるとその活動が失われるという特徴を持ってるんです。

そこで、生野菜や果物をたくさん食べれば、「生きた酵素が体に入るので、体内の酵素が増える」だとか、別の理論だと、「食物酵素が体内に入るので、もともと体内にあった酵素を使わずに済む」というのが、野菜都市伝説の1つです。

でも、

人間の消化酵素や代謝酵素は体内で作られます。

植物で作られた食物酵素とは全く別モノです。

しかも、生野菜から摂った食物酵素はたんぱく質なので、体内に入ったらアミノ酸に分解されます。

それが再び代謝酵素や消化酵素になるとは限りません。

だから、食物酵素が人間の体内の酵素を増やすかはすごく疑問です。

 

だからって野菜を摂ることを否定しているわけじゃないんです。

野菜には、酵素以外にも体にとって重要な栄養素(ビタミンやミネラル、食物繊維)が豊富に含まれてます。

しかし、肉や魚、乳製品、穀類にも同じように、体に重要な栄養素がたくさん含まれているのです。

 

人は野菜で健康になるわけじゃなくて、いろいろな栄養素をバランスよく摂ることで健康になるんだから。

他の食材と同じように「野菜も体に良い」と考えるんです。

 

生野菜の酵素と体内の酵素は別モノ。

体内の酵素は増えないし、それで痩せることはありません!

野菜を食べても体の中の酵素は増えません!

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