40代は痩せにくい…体重が減らない原因

40代は痩せにくい？体重が減らない原因やダイエットを成功させるためのコツ

「40代になって体重が減らない」

「前と同じ生活なのに太ってしまう」

って感じている人は多いですよね。

年齢を重ねると太りやすくなるって言われているけど、どうして40代になると体重が減らなくなっちゃうのか？

 

今日はダイエットをしても痩せずに悩んでいる40代の方のために、40代で体重が減らなくなる理由や体重を減らすために取り入れたい食習慣・運動習慣・生活習慣についてお話しますね。

 

加齢によって体にはさまざまな変化が起こるから、今までと同じような生活をしているとあっという間に体重が増えちゃって、なかなか落ちなくなってしまいます。

是非参考にしてダイエットを成功させて、理想の体型を手に入れてください。

 

40代の体重が減らなくなる理由

どうして40代になると、ダイエットをしても以前のように体重が減らなくなってしまうのか。

考えられる4つの原因があります

 

基礎代謝の低下

加齢による基礎代謝の低下は、40代の体重が減らなくなる理由の大きな一つです。

年齢を重ねると筋肉量の低下などが原因で基礎代謝が低下します。

日本人の食事摂取基準を元にした、年代による基礎代謝の基準値の変化を見てみると

年齢	基礎代謝基準値（kcal / kg）
	男性	女性
18〜29歳	23.7	22.1
30〜49歳	22.5	21.9
50〜64歳	21.8	20.7
65〜74歳	21.6	20.7
75歳以上	21.5	20.7

 

もちろん個人差はあるんだけど、ご自身の基礎代謝の目安は「基礎代謝基準値×体重」で計算できます。

例えば体重60kgの女性の場合、20代の基礎代謝は1,326kcalだけど、40代になると1,314kcalに低下します。

筋肉量が少ない人は、さらに基礎代謝は落ちてしまいます。

40代に入って代謝が落ちることで、食べる量が以前と変わらなくても太ってしまう人も多いです。

あと慢性的な便秘になると胃腸の動きが弱まるから、基礎代謝が低下すると言われています。

特に女性は後述するホルモンバランスの乱れで、40代後半から便秘がちになってしまう人も多いです。

運動の機会の減少

運動の機会が減ってしまうことも、40代で体重が減らなくなる理由の一つです。

厚生労働省が行った2019年の調査によると、1回30分以上の運動を週2回以上実施して、それを1年以上継続している40代の人は、女性で12.9％、男性で18.5％という調査結果があります。

 

仕事や子育て、家事などが忙しい年代な40代は、若い頃よりも運動機会が減ってしまう人が多いです。

運動の機会が経れば消費カロリーが少なくなってしまうから、体重が減りにくくなってしまいます。

 

あと運動不足になると血行やリンパの流れが悪化するから、むくみ体質になりやすいです。

代謝が悪化してしまうから、痩せにくくなってしまいまあす。

見た目が体重より太って見えてしまって、放っておくとセルライトの原因にもなります。

 

ホルモンバランスの乱れ

40代に入ると、女性も男性もホルモンバランスに変化が見られるようになって、それが体重の減りにくさに影響しています。

それぞれどのような変化があるのか確認しますね。

 

女性

女性は閉経前後の更年期に入ると、女性ホルモン「エストロゲン」が急激に減少します。

エストロゲンは脂質代謝に関わるホルモンなので、分泌が減ると中性脂肪が増えやすくなって、脂肪が付きやすくなって体重が減らなくなってしまいます。

 

あと、女性ホルモンの減少に伴って男性ホルモンの割合が増えることも、体重が減らなくなる要因です。

男性ホルモンの影響で内臓脂肪が付きやすくなって、さらに太りやすくなっちゃいます。

更年期は一般的に閉経前後の約10年間に当たる45〜55歳頃って言われているけど、個人差が大きく、中には30代後半から更年期症状が出る人もいるようです。

ホルモンバランスの乱れの影響で自律神経にも乱れが生じ、イライラしやすくなって、ストレスを発散するために食べ過ぎてしまう方も少なくないです。

 

男性

男性の場合、女性のような急激な性ホルモンの変化はありません。

でも、30代から男性ホルモン「テストステロン」の分泌が少しずつ低下します。加えてストレスの多い40代はテストステロンが減少しやすく、60代よりも分泌量が少ないという研究もあります。

 

テストステロンは筋肉量を維持し、代謝を保つ働きを持つホルモンです。

分泌量が減ると太りやすくなって、内臓脂肪の増加にも影響するから、40代に入ると男性も太りやすく痩せにくくなる傾向になるんです。

 

慢性的なストレス

慢性的なストレスを感じていることも、40代が痩せにくい理由の一つです。

仕事や育児、家事と公私ともに忙しいライフステージに立つ40代の人は、日常的に強いストレスを感じる場面も多いですよね。

それに加えて、生活習慣の乱れや睡眠不足など、無意識のうちに慢性的なストレスがかかっているケースもあります。

慢性的なストレスがあると、ストレスホルモン「コルチゾール」が分泌されるだけど、コルチゾールは食欲を抑えるホルモン「セロトニン」の分泌を抑える働きを持つ成分なんです。

食事で取った糖質を皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積する働きもあるから、体脂肪が増えてしまいやすい体質になっちゃうんです。

あと睡眠不足になると、食欲を抑制するホルモン「レプチン」の分泌が減って、食欲を増進するホルモン「グレリン」の分泌が増えるから、食欲が増して食べ過ぎてしまいやすくなっちゃいます。

代謝に関わる成長ホルモンの分泌も減るから、痩せにくく太りやすい状態になっちゃうんです。

 

っという事で今日は４０代が太りやすくなる原因についてお話ししました。

次回は、４０代のダイエットのための対策についてお話しますね(^_-)