札幌でダイエットはシェイプボディ!シェイプアップ専門のパーソナルトレーニングジム
2022年09月05日
こんにちは!
どんなに食べても時間がたてばお腹がすきますよね?
この「食欲」ってどこから来るのか…?
あんまり食べなくても平気な時と、どーしても食べたくてコントロールができない時って何が違うのか?
食欲を調節するしくみっていったいどうなっているのか?
食欲の波を作ったり身体に脂肪を蓄積させたり消費したりする身体のシステムはとっても複雑で、いろいろな身体的・精神的機能と関わっているんだけど、今日は肥満に関係するて言われているホルモンについて話です。(^^)v
もっと食べたい!あなたをそそのかす食欲亢進ホルモン「グレリン」
あなたの身体に蓄積している体脂肪、実はその脂肪細胞から食欲を調整するホルモンが出てるんです。
このホルモンは「レプチン」と言われていて(「痩せる」という意味のギリシャ語が語源)脳の視床下部に作用して「満腹」サインを送って、食べ過ぎを防いでるんです。
交感神経にも働きかけて、脂肪の蓄積を抑制しててエネルギー消費を亢進する作用もあるんです。
未来の「痩せ薬」としても期待されているホルモンなんです。
脂肪細胞から出ているなら、太った人の方がよく効きそうな気がしますよね?
実はこのレプチン、受け取り方に問題があって、体脂肪の多い肥満の人はレプチンを受け取る「受容体」が反応しにくくなってしまう(レプチン抵抗性といいます)なんです。
常に剛速球のボールが投げ続けられすぎて、受け取るキャッチャーミットが壊れてしまったような状態かな?(^-^;
つまり肥満の人はレプチンから「満腹」サインがたくさん出ているんだけど受け取ることができなくて、
食べ続けてしまう
↓
更に太る
↓
更にレプチン受容体の感受性が鈍くなる
↓
更に食欲抑えられず太る…
という悪循環になっちゃうんです。
うう。怖い(>_<)
そしてある程度痩せればレプチン抵抗性は改善されるんだけど、これがすぐに治るかっていうとそうじゃなくて、少しタイムラグがあるんです。
つまりダイエットで体重が減っても食欲を抑える作用がすぐには戻らないから、食欲は亢進したまま、っていう状態が一時的にできてしまうのです。
この食欲亢進状態に屈してしまうと「リバウンド」を招くんだけど、このピンチを強い意志で乗り越えることができれば、そのうちレプチン抵抗性は改善して、食欲を抑えるように働きます。
そこまで来ればもう無理しなくても自然に食べ過ぎたりしなくなってかなりラクになってくるはずです。
そう考えるとレプチン抵抗性の改善を待つ間の食欲亢進状態をどう乗り切るかがダイエット成功のカギを握る感じですよね。
その山さえ越えればあとは楽になるんだから、と自分に言い聞かせ励ましてがんばりましょう!(^^)!
セロトニンは、脳内の様々な神経伝達物質に作用して「精神を安定させる」役割を持っていて、鬱病や神経症などの治療に使われることで知られていますが、実は「満腹感」を感じさせ、食欲を抑制する作用も持っているんです。
強いストレスを感じたりイライラする時に甘いものや肉類などを食べたくなった経験ないですか?
セロトニンは、精神安定作用と食欲コントロール作用を合わせ持っているから、不足すると「精神的不安定」と「食べたい!」という欲求がよく連動して現れるんです。
特に甘いものや肉類を食べると一時的にセロトニン分泌が増えて、一時的でも気持ちが落ち着くから甘い物への欲求が強くなるんです。
実は女性は男性に比べて元々セロトニンの脳内合成が少ないから、ストレスを感じるような状況になると、セロトニンが枯渇状態になって、情緒不安定になったり甘いものを中心とした過食に走る行動が男性よりも強く出る傾向があるんです。
あ~だから女性はケーキが大好きなんですよね!
そしてさらに「月経前の体調不良期(PMS期)」には、セロトニンの受け取りを阻害する物質が出るから、更にその傾向が顕著になるんです。
こんなふうに情緒不安定&食欲亢進状態を落ち着かせて、食べ過ぎを防ぐためにはセロトニン分泌を増やして食欲を抑制することが効果的なんだけど、甘いものや高カロリーの肉類を食べることで一時的にしのいでたんでは結局は過食になって太っちゃうんです。
そういう物を食べることじゃなくて、日常的な行動でセロトニン分泌増加に効果的、と言われていることを図2にまとめてみました。
食べることで気を紛らわせるんじゃなくて、十分に休息して、ストレス解消&気分転換を上手に行って気持ちを安定・リラックスさせることがセロトニン分泌増加につながって、過食を防ぐことになりますからね。
食欲を上手にコントロールするためには気持ちが安定し、充実していることが大切なんですよね。
いままで「食欲を抑える」作用のホルモンについて紹介したんだけど、今度は反対に食欲を増進させる方へ働く「グレリン」という物質の話です。
グレリンは、主に胃から分泌されて脳の視床下部に働きかけるペプチドホルモンで、食欲を増進させて成長ホルモンの分泌を促進する作用を持っています。お腹がいっぱいでもう満足している
のに、デザートメニューが差し出されると「別腹」で、ついデザートも食べたくなってしまうことってないですか?
こんなふうに「満腹なのに更に美味しいものを」という“誘惑”に負けてしまうのも、グレリンの作用で「美味しいものを摂ることで得られる快楽」を欲求してしまうからなんです。
あと、胃の病気や不調で胃壁が破壊されると食欲が無くなるのは胃から分泌されているグレリンの低下が影響するとも考えられています。
このグレリンは、先に紹介したレプチンとは逆に働き、拮抗的な関係で作用して常にバランスをとっています。
レプチンが出てくるとグレリンの作用は抑えられ食欲が抑えられるけど、レプチンが減ってくると今度はグレリンの作用が働いて食欲が亢進して、「食べたい」衝動を抑えられなくなるのです。
こんなふうにレプチンとグレリンが食欲の「抑制」と「亢進」のバランスを安定させるには、さっき話したようにレプチン受容体の働きを鈍らせないように、過剰な体脂肪の蓄積を減らすことが効果的なんだけど、「睡眠」や「規則正しい生活」も大きなカギになるんです。
セロトニンの分泌増加を図る場合と非常によく似ていて、結局はきちんと睡眠をとって規則正しい生活リズムを持つことがホルモンの助けを引き出して食欲コントロールを上手に行うことにつながってくるんですよね~
食欲を抑えるホルモンとしては、レプチン、セロトニンだけじゃなくて、食後血糖値を下げるために分泌されるインシュリンも同様の食欲抑制作用を持ってるんです。
しかし、インシュリンは血中の糖分をエネルギーとして消費・代謝させる反面、余った分を体脂肪として蓄積させる作用も持ってるから出すぎると肥満を招く方に働いて、過剰な状態が続くと今度はインシュリンを受ける作用がうまく働かなくなって(インシュリン抵抗性といいます)糖尿病につながる危険もあるんです。
食欲調整と脂肪蓄積・エネルギー消費の作用はとても複雑に絡み合ってるんです。
マウスの実験で、食欲調整作用として男性は糖代謝を司るインシュリンの影響を受けやすくて、女性は脂肪組織から出るレプチンの作用を受けやすいという性差が見られるそうです。
太ってしまう仕組みはただ単に我慢がきかず食べ過ぎてしまうという単純なもじゃなく体内物質に大きく影響を受けています。
忙しくストレスの多い生活を送っている皆さんが、ついつい美味しいものを食べて自分を癒してしまうのは仕方が無い部分もあるんですよね。
でも、それも理解しながら、上手に生活のバランスをとって、ホルモンの食欲コントロールのチカラをうまく引き出し利用しましょうね。
前向きに前向きに、頑張りましょうね!(^^)!
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