体重のコントロールをしているのは…

2023年03月07日

こんにちは!

今日も穏やかな天気でそれだけでご機嫌のシュワルツ浅井です。

 

前回のブログでお話ししたんだけど、自律神経は「やせるために欠かせない2つの働き」

を担っています。

1つ目が、食欲のコント囗-ル

2つ目が、脂肪燃焼の促進

自律神経の機能がしっかりと働けば、食欲がコントロールできてムダに食べすぎることなくて、脂肪が燃えやすい身体に変わるってことなんです。

 

たとえば、自律神経と食欲コントロールの関係については、野生の動物に例えてみますね。

ライオンが昼寝をしているすぐそばで、カモシカがのんびりと寝そべっている様子をテレビ番組で見たことないですか?

ライオンは大好物の獲物がすぐそばにいても、満腹になったらもう食べない。

そうこのことをカモシカは知っているのかしらないのか、悠然とライオンのそばで寝そべってるんです。

でも近くに寄らない方がいいと思うんだけど…

 

でも人間は違いますよね。

お腹がいっぱいになっていても、おいしそうなケーキが出てくると、「別腹!」とか言って、ぺろりと平らげたりしますよね(笑)

 

この差は何なのか?

自律神経の働きの違いなんです!

野生の動物では自律神経がしっかり働いています。

でも、現代文明にどっぷり浸かつている人間の自律神経はその機能が低下してしまっているから、食欲の自動制御がうまくできなくて、いつまでも食べつづけてしまうんです。

 

「脂肪」のことを知って、賢くやせる

自律神経は「食欲のゴントロール」「脂肪燃焼の促進」をして、体重を管理しています。

もちろん、自律神経単独でその役割をはたしているわけじゃないですけどね。

いろんな器官や組織と連携しながら、慟いています。

中でもカギを握るのが、「脂肪細胞」の存在なんです。

脂肪細胞は、脂肪をたくわえる細胞のことですよね。

脂肪を入れる倉庫のようなものです。

脂肪細胞は自律神経と連携、影響し合って脂肪を燃やしていきます。

 

脂肪細胞は大きく2種類に分かれます。

1つ目が、「白色脂肪細胞」

みんながイメージする「身体から消えてほしい余分な脂肪」はこの中に入ります。

たとえば、お腹まわりのたぷたぷしたお肉は、白色脂肪細胞のことです。

白色脂肪細胞は余ったエネルギーを、中性脂肪としてたくわえる働きがあって、お尻、お腹、

太もも、腕、全身のあらゆるところに存在しています。

白色脂肪細胞の数は全身で300億個ほどといわれます。

 

体の中に脂肪が増えると、ひとつひとつの白色脂肪細胞がぷくっとふくらんでくる

から、「あれっ、太つたな」と見た目でもわかりますよね。

この白色脂肪細胞には、「レプチン」という食欲抑制ホルモンを出す働きもあります。

 

2つ目が、「褐色脂肪細胞」です。

褐色脂肪細胞は存在する場所が限られていて、量もわずかです。

肩甲骨や背中、脇の下、首、胸などに存在しています。

だけど、少ないながら、脂肪細胞という名前にもかかわらず、エネルギーを燃やして熱をつくり出すという、大切な役割を担っています。

とくに寒さにさらされると活性化するのが特徴で、一生懸命発熱して、私たちの体

を温めてくれているのが、褐色脂肪細胞なんです。

褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞

 

自律神経が食欲と脂肪燃焼をコントロールするしくみ

いよいよ、ここからが本題。

自律神経がどんなしくみで、食欲をコントロールして 脂肪燃焼を促進させているのか、お話しますね。

白色脂肪細胞には中性脂肪という脂肪が入っています。

暴飲暴食や乱れた食生活で体の中に増えるのが、この中性脂肪。

白色脂肪細胞の中にある中性脂肪の量が増えすぎると、体は自然と食べすぎを防止しようと働くんです。

そうなんです白色脂肪細胞から食欲抑制ホルモンのレプチンが分泌されるんです。

レプチンは血液中に入って、交感神経の中枢に送られます。

実は交感神経の中枢は、満腹中枢でもあって、レプチンがやってくると興奮して活性化するんです。

満腹中枢が活性化することで、脳が満腹感を覚え、「ああ、お腹がいっぱいだ」って

感じることができるんです。

 

交感神経が活性化して優位になれば、副交感神経の働きは低下します。

交感神経、副交感神経、どちらかが優位に働くと、もう一方の働きが低下するというシーソーの原理です。

 

副交感神経は交感神経の反対で、「摂食中枢」でもあるんです。

「お腹がすいた、何か食べたい」と感じるのは、副交感神経の中枢にある摂食中枢(食欲中枢)の働きです。

摂食中枢でもある副交感神経の働きが抑制されることで、私たちの食欲は自然と消えて、食べるのをやめられるというわけなんです。

これが、自律神経が食欲をコントロールするメカニズムです。

 

でも、自律神経によって食欲がコントロールされ食べるのをやめたとしても、もうすで

に食べすぎてしまっていたら、白色脂肪細胞には余分な脂肪がたくわえられています。

この余分な脂肪を消すために働くのが、自律神経の体脂肪燃焼促進スイッチです。

 

レプチンで交感神経が活性化されると、同時に「アドレナリン」「ノルアドレナリン」というホルモンが交感神経から分泌されます。

このアドレナリンは、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の両方に運ばれます。

白色脂肪細胞にも、褐色脂肪細胞にも、アドレナリンをキャッチするアンテナである「β3アドレナリン受容体」があって、この受容体がアドレナリンに反応することで、脂肪の燃焼が促進されるんです。

 

アドレナリンは、「おい脂肪たち!ちょっと増えすぎだぞ、燃えろ!」という、自律神経からの信号って感じです。

 

このアドレナリンの刺激を受けると、白色脂肪細胞では、「リバーゼ」と呼ばれる脂肪分解酵素が出ます。

白色脂肪細胞に入っている中性脂肪は分子が大きくて、そのままでは燃えにくいから、リパーゼが出ることで「遊離脂肪酸」という、エネルギーとして燃焼されやすい脂肪に変換されるんです。

 

中性脂肪が変換してできた遊離脂肪酸は血液中に入っていきます。

そして、肩甲骨や背中、脇の下、首、胸などにある褐色脂肪細胞へと運ばれていくんです。

褐色脂肪細胞もアドレナリンの刺激を受けてすでに興奮しているから、運ばれてきた遊離脂肪酸を燃焼させて、熱として発散させることができるんです。

こんなふうに白色脂肪細胞の中にあった余分な中性脂肪(憎きお肉たち)は、最終的に

熱として消えていくんです。

これが、自律神経の体脂肪燃焼促進スイッチのしくみです。

こんなふうに、私たちの体重は自動的に適正なレベルに保たれています。

もし、自律神経がしっかりと働いていて、これまでに説明したメカニズムがうまく

機能していれば、放っておいても太ることはないはずなんですけど…

 

自律神経が働けば、「体の声」が聞こえる

自律神経こそが体重をコントロールする総本山であることは、わかってきましたね。

逆にいえば、この総本山がうまく作動しなくなると、体重コントロールのメカニズムが働かなくなって、太りやすくなります。

たとえば、交感神経の中枢が機能低下におちいっていると、白色脂肪細胞から分泌されたレプチンの信号を受けとることができなくなります。

 

そうなると交感神経にある満腹中枢が働かなくて、いつまでたっても満腹感は得られなくて、食べつづけることになります。

そうなると、食欲の抑制ができなくなっちゃいます。

 

たとえ、レプチンの信号を受けとって食欲抑制ができたとしても、交感神経が弱っていると、アドレナリンをじゅうぶんに分泌できないことがあります。

この場合は、白色脂肪細胞や褐色脂肪細胞をしっかりと刺激することができないから、中性脂肪の分解も、褐色脂肪細胞での遊離脂肪酸の燃焼も不十分になります。

体脂肪の燃焼スイッチが入らないわけです。

 

キレイにやせたいのなら、太りたくなかったら、つねに自律神経がきちんと働いている状態に身体をもっていくことが本当に大事なんです。

 

さっきのライオンの話じゃないけど、人間も自律神経を鍛えれば、むやみに食べ

すぎることはなくなります。

自律神経がしつかり機能すれば、身体の発する「お腹いっぱいだよ」って「内なる声」が聞こえてくるようになるからです。

その声の言うことを聞けば、太るわけなんてないんです。

野生の動物に「太りすぎている動物がいないように、だれでも無理せずに、適正体重をキープできるようになるんです

体重のコントロールをしているのは…

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