野菜じゃないのよ!

2019年09月17日

こんばんは。

 

さて皆さん、野菜の代わりに野菜ジュースって飲んだりしてないですか?

なんか体に良さそう?

っと言うことで今日は野菜ジュースについてです。

野菜ジュースは野菜じゃない!

「野菜果汁ジュース」は「野菜」ではない!?

さて、野菜果汁100%ジュース、ヘルシーか? 太るのか? 果物や野菜なら痩せるのか? 

野菜の1日あたりの摂取量の目安は350gって言われています。

(厚労省「健康日本21」から)

 

野菜果汁ジュースのメリット

缶入りや紙パックの商品をいつでも買えるから、ジューサーなんかで絞る手間や時間が一切かからない。

比較的低価格だから、飲み続けられる。

果汁入りだから甘く、野菜嫌いの人でも飲みやすい。

しかも、飲みたくなれば、外出先のコンビニやスーパーなどで、さっと手軽に買える。

開封しなければ、保存がきくので年中飲める。

要するに、忙しい現代人のライフスタイルにピタッと合っているんですね。

それが野菜果汁ジュースの何よりの強みですよね。

 

野菜果汁ジュースのデメリット

保存や運搬の利便性のため、濃縮還元して、加熱殺菌しているから、含有する有機酸、ビタミン、消化酵素などが破壊されるから、野菜に含まれる栄養素を摂取しにくい。

濃縮還元て、煮沸、真空、凍結などで水分を絞った後、水分、糖質、香料、調味料を加えて元の濃度のジュースに加工した状態のこと。

特に高温で熱すると、熱に弱い水溶性のビタミンCは失われやすい。

ただ、熱に強いビタミンA・βカロチン、脂溶性のビタミンE、葉酸、カリウム、鉄分などは熱処理で失われにくい。

あと、水に溶けない「不溶性食物繊維」は、製造過程で搾りカスとして取り除かれるので、ほとんど含まれない(約1g程度は含まれる場合がある)。

整腸作用や老廃物の代謝作用があって、本来摂れるはずの「不溶性食物繊維」が失われているから、野菜、果物、海藻などで摂取しなければならない。

 

たとえば「野菜汁60%、果汁40%」の成分表示にあるように、糖質を制限したくても余分な果汁を摂ることになる。

糖質が多く、カロリー過剰につながりやすいから、ダイエットに適しているとは言えないわけです。

あと、原材料がトマトやニンジンなどに偏りがちだから、栄養素バランスが偏って、たくさん飲んでも摂れる種類が限られる場合が少なくないんです。

(中にはバランスを配慮した商品もあります)

 

さらに大きなデメリットがあるんです。

噛んで消化する咀嚼力が弱まる点です。

野菜果汁ジュースは、噛まないので、満腹中枢刺激による食べ過ぎを抑える効果が衰えやすいんです。

だから、消化酵素の分泌が促進しないから、消化吸収が弱まるんです。

脳の活動機能が低下する。

肥満になる。

唾液分泌による虫歯の予防が進まない。

顎関節の働きが強まらない。

顔の筋肉が引き締まらないから、小顔効果が期待できないなどのリスクがあるんです。

ちょっと大げさかな?(^_^;)

 

要するに、野菜は食物だけど、野菜果汁ジュースは飲み物にすぎない。

野菜と同じ効果やバランスが望めないってことなんです。

野菜ジュース=健康、という方程式にはならないんですよね。

基本はジュースに頼らずってことですね。(^^)

野菜ジュースは野菜じゃないよ

 

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