札幌市中央区(西18丁目駅徒歩2分)でトレーナー歴35年。
延べ5,000名以上のダイエットを成功させてきた専門家が、医学的根拠に基づいた『大人の痩せ方』をお伝えします(^^ゞ
「もっと飛ばしたいから、新しいドライバーに替えようかな」
「最近アイアンが当たらない。クラブが合ってないのかも……」
「最新モデルなら、もう少しスコアが良くなるんじゃない?」
ゴルファーなら、一度くらい考えたことがあるはずです。
そしてゴルフショップに行けば、魅力的な新作クラブがズラリ。
「飛距離アップ」
「高初速」
「ミスに強い」
「やさしく飛ばせる」
……欲しくなりますよね。
わかります。
新しいドライバーを握った瞬間、なぜかベストスコアまで更新できそうな気がします。
しかし、ここであえて厳しいことを言います。
そのクラブ、本当に今のあなたに必要ですか?
クラブを疑う前に、一度だけ自分の身体も疑ってみてください。
なぜならゴルフクラブは、自分で勝手に振れてくれるわけではないからです。
クラブの性能を引き出すのは、結局あなたの身体です。
筋力、パワー、下半身の使い方、姿勢を保つ能力、身体を連動させる能力。
こうした「クラブを操る土台」が不足しているなら、30万円のクラブセットに替えても、身体の問題まで新品にはなってくれません。
この記事では、
「ゴルフクラブを買い替えるべきか?」
「それともゴルフトレーニングを始めるべきか?」
と迷っている人に向けて、ゴルフの飛距離アップやスコアアップになぜフィジカルトレーニングが重要なのかを、研究データも交えながら解説します。
結論:ゴルフクラブを変える前に「身体」をチェックしよう
最初に誤解のないように言っておきます。
クラブを変えること自体が悪いわけではありません。
自分に合ったクラブフィッティングは重要ですし、近年のクラブにはミスヒットへの寛容性など、さまざまな技術的メリットがあります。
だから、
「クラブなんて何を使っても同じ!」
なんて乱暴なことを言うつもりはありません。
問題なのは、
身体に課題があるのに、その原因までクラブ交換だけで解決しようとすること。
ここです。
たとえば、下半身から十分な力を発揮できない。
身体をうまく連動させられない。
後半になると姿勢を保てなくなる。
痛みがあって思い切り振れない。
こうした問題を抱えている場合、新しいクラブだけで根本的に改善するのは難しいでしょう。
実際、ゴルフと身体能力については研究が進んでいます。
2024年に発表されたシステマティックレビュー・メタ解析では、クラブヘッドスピードは下半身・上半身の筋力やジャンプ能力、爆発的なパワーなど複数の身体能力と関連することが報告されています。
さらに2026年のシステマティックレビューでも、スイング中の地面反力や足圧中心の使い方とクラブヘッドスピードとの関連が報告されています。
つまり、
「飛ばしたいならクラブだけを見る」のではなく、「そのクラブに力を伝えている身体を見る」ことも大切
ということです。
ゴルフクラブより先にトレーニングを考えたい4つの理由
1.身体が変われば「自分に合うクラブ」も変わる可能性がある
クラブフィッティングでは、現在のスイングやヘッドスピードなどをもとにクラブを選びます。
もちろん、それは正しいことです。
ただし、その人の身体能力がこれから大きく変わる場合はどうでしょう。
筋力やパワーが向上し、以前より速くクラブを振れるようになれば、適した重量やシャフトなどが変わる可能性もあります。
抵抗トレーニングとゴルフパフォーマンスを調べたシステマティックレビューでは、筋力トレーニングは全体としてクラブヘッドスピードや飛距離にプラスの影響を与えていました。
特に、一般的な筋力トレーニングとゴルフ特異的なトレーニングを組み合わせた研究では、平均してクラブヘッドスピード約4.1%、飛距離約5.2%の向上が報告されています。もちろん個人差があり、誰もが同じだけ伸びるわけではありません。
だからこそ、
「今の身体にクラブを合わせる」
だけではなく、
「身体を伸ばしたうえで、その身体に合うクラブを選ぶ」
という考え方も持ってほしいのです。
新しいクラブを買って2か月後、
「なんか物足りなくなってきた……」
となったら、お財布が泣きます。
クラブには罪はありません。
でも、順番は考えましょう。

2.高性能クラブを生かすには「再現性」が必要
どれだけ高性能なクラブでも、毎回スイングが大きく変わっていたら、その性能を安定して引き出すのは難しくなります。
今日は芯。
次はヒール。
その次はトゥ。
最後は「そこフェースでしたっけ?」という場所。
これではクラブも困ります。
ゴルフではクラブの性能と同時に、同じような動作を繰り返せる身体のコントロール能力が重要です。
2020年のシステマティックレビューでは、筋力トレーニング、プライオメトリクス、ストレッチ、コアエクササイズなどを組み合わせたトレーニングによって、クラブヘッドスピード、ボールスピード、飛距離などが改善した研究が複数確認されています。
有意な改善が認められた研究をまとめると、クラブヘッドスピード・ボールスピード・飛距離などで平均4〜6.4%程度の改善が報告され、一部の研究ではスイング動作や正確性・一貫性にもプラスの変化がみられました。
ただし、ここは大切です。
「腹筋を鍛えれば自動的にスイングが安定する」という単純な話ではありません。
筋力があっても使い方が悪ければ、ゴルフはうまくなりません。
フィジカルトレーニングで身体の「出力できる能力」を高め、スイング練習で「その能力をゴルフ動作に落とし込む」。
この両輪が大切です。

3.「柔らかければ飛ぶ」ではない。必要なのは使える身体
ゴルフではよく、
「身体が硬いから飛ばないんですよ」
と言われます。
確かに、必要な可動域が不足していれば、自分が狙っているスイングを作りにくくなる場合があります。
ただし、
柔軟性が高ければ高いほど飛距離が伸びる、というほど単純ではありません。
ここは医学・スポーツ科学的にも注意が必要です。
2021年のシステマティックレビューでは、クラブヘッドスピードとの関連が比較的大きかったのは上半身のパワー、下半身の筋力、上半身の筋力、下半身のパワーなどで、柔軟性との関連は小さい結果でした。
2024年のメタ解析でも、筋力や爆発的パワーとクラブヘッドスピードには関連が認められた一方、柔軟性については有意な関連が確認されませんでした。
つまり、
「とにかくストレッチして柔らかくなれば飛ぶ!」
ではありません。
必要なのは、
自分のスイングに必要な可動域を確保し、その範囲を筋力とコントロール能力によって使えること。
柔らかいだけでもダメ。
強いだけでもダメ。
動けて、支えられて、力を出せる。
ここを目指したいのです。

4.ゴルフを長く楽しむためにも「ケガをしにくい身体」は大切
「ゴルフは激しいスポーツじゃないから大丈夫」
と思っている人。
腰さんと肘さんが、後ろからこちらを見ています。
ゴルフスイングは高速の回旋動作を繰り返すスポーツです。
2024年に発表されたゴルファーの筋骨格系障害に関するシステマティックレビュー・メタ解析では、生涯に何らかのゴルフ関連障害を経験する割合は、アマチュアで56.6%、プロで73.5%と報告されています。
もちろん、
「筋トレをすれば絶対にケガをしない」
わけではありません。
練習量、既往歴、スイング、年齢、回復状態など、ケガにはさまざまな要因があります。
だからこそ重要なのは、
自分の身体の弱点を把握したうえで、必要な筋力・動作能力を段階的に作ること。
特に腰や肘などにすでに痛みがある場合、「鍛えれば治る」と自己判断するのではなく、医師や理学療法士など適切な専門家への相談を優先してください。

「クラブを買うよりトレーニングしたほうがスコアは伸びる」は本当?
ここは少し厳密にいきましょう。
私は、
「トレーニングをすれば誰でも必ずスコアが良くなる」
とは言いません。
研究でも、身体トレーニングによるクラブヘッドスピードや飛距離の改善を示すデータは比較的多い一方、実際のスコアやハンディキャップまで直接改善するかについては、まだ研究の余地があります。
そりゃそうです。
ゴルフは飛距離だけで決まりません。
コースマネジメントも必要。
アプローチも必要。
パッティングも必要。
メンタルも必要。
ドライバーが300ヤード飛んでも、そのあと3パットしたらスコアカードは優しくしてくれません。
しかし、
「自分が発揮できるゴルフの上限を身体から引き上げる」
という意味では、フィジカルトレーニングには大きな価値があります。
飛距離アップを狙うなら筋力とパワーを無視しない
飛距離を伸ばしたい人にとって、クラブヘッドスピードは重要な要素です。
そしてクラブヘッドスピードは、筋力や爆発的パワーなどの身体能力と関連しています。
大学ゴルファーを対象とした研究でも、8週間の筋力・パワートレーニングを行ったグループでは、対照群と比較して平均クラブヘッドスピードなどの改善が確認されています。
だから、
「飛ばない!シャフト替えよう!」
の前に、
「そもそも自分は地面に十分な力を加えられている?」
「下半身で作った力を上半身へ伝えられている?」
「速く動くためのパワーはある?」
という視点を持ってみてください。
クラブを替えるのは、そのあとでも遅くありません。
18ホール後半で崩れる人は「技術だけ」が原因とは限らない
前半は43。
「今日は80台あるぞ!」
ところが後半。
ドライバーが曲がる。
アイアンがダフる。
アプローチが寄らない。
最後はパターまでショート。
結果、43・52の95。
そして帰りの車内で、
「なんでやねん……」
これはゴルファーあるあるです。
もちろん後半の崩れには、プレッシャー、集中力、補給、戦略など複数の要因があります。
ただ、疲労も無視できません。
ゴルフ特異的な疲労を調べた研究では、疲労条件によってクラブヘッド速度などに変化が生じることが報告されています。
だからこそ、
「練習場では打てるのに、コース後半になると崩れる」
という人は、スイングだけではなく体力面もチェックする価値があります。
ゴルフトレーニングで本当に鍛えたいもの
では、何をすればいいのでしょうか。
闇雲に腹筋100回?
スクワット300回?
毎日ストレッチ1時間?
違います。
必要なのは、
あなたの身体とゴルフの課題に合わせてトレーニングすることです。
たとえば飛距離不足が課題なら、下半身・上半身の筋力やパワー、回旋動作、地面から力を生み出す能力などを評価する。
後半の疲れが問題なら、筋持久力だけでなく全身持久力やラウンド中の補給、練習量なども考える。
身体の動かしにくさが問題なら、「柔らかくする」だけではなく、どの関節のどの動きが不足しているのかを見る。
そして、身体能力を上げるトレーニングと実際のスイング練習を組み合わせる。
これが大切です。
それでもクラブを買い替えたいあなたへ
ここまで読んでも、
「いや、それでも新しいドライバーが欲しい!」
という人。
いいでしょう。
その気持ちは止めません。
ゴルフは趣味です。
新しいクラブを買ってテンションが上がる。
練習に行きたくなる。
それだって立派なメリットです。
ただ、一つだけ約束してください。
クラブだけに責任を押しつけないこと。
ボールが曲がるたびにドライバーを買い替えていたら、ゴルフショップの売上には貢献できますが、あなたの身体能力は1ミリも変わりません。
クラブフィッティングとフィジカルトレーニングは敵同士ではありません。
むしろ、
身体を評価する
↓
必要な能力をトレーニングする
↓
スイングを整える
↓
その状態に合ったクラブをフィッティングする
この順番で考えると、道具への投資も生きてきます。
ゴルフが変わらない原因、本当にクラブですか?
最後に、少しだけ厳しい質問をします。
あなたは今、
「もっと飛ばしたい」
「100を切りたい」
「90を切りたい」
「後半の大叩きをなくしたい」
と思いながら、
身体については何年も何も変えていない
という状態になっていませんか?
新しいクラブを買うことは簡単です。
お金を払えば、その日に手に入ります。
でも身体はそうはいきません。
だから多くの人は、つい道具から変えたくなる。
でも、本当に変えるべきなのは、
クラブではなく身体かもしれません。
筋力やパワーを高めるトレーニングがゴルフのクラブヘッドスピードや飛距離にプラスの影響を与えることは、複数の研究・システマティックレビューでも示されています。
あなた自身の身体は、毎ショット必ず使う「最重要ゴルフギア」です。
しかも、ドライバーよりアイアンよりパターより先に使います。
だったら一度くらい、
クラブ選びと同じ熱量で、自分の身体を見直してみませんか?
ゴルフトレーニングに関するよくある質問
必ずしも「クラブよりトレーニングが正解」というわけではありません。
クラブが自分に合っていない場合は、フィッティングや買い替えが有効です。一方で、飛距離不足、後半の疲れ、スイングの再現性低下などに身体的な要因がある場合は、クラブ交換だけでは根本的な改善につながらないことがあります。
そのため、ゴルフクラブの買い替えを考える前に、自分の筋力・パワー・可動域・疲労耐性などを一度チェックすることをおすすめします。
筋力トレーニングやパワートレーニングは、クラブヘッドスピードや飛距離の向上に役立つ可能性があります。
特に、下半身の筋力や全身の爆発的なパワーは、クラブヘッドスピードとの関連が報告されています。
ただし、筋肉を大きくすれば自動的に飛距離が伸びるわけではありません。
筋力を高めることに加えて、その力をゴルフスイングの中で効率よく使えるようにすることが重要です。
ゴルフでは、腹筋だけを鍛えればいいわけではありません。
主に意識したいのは、
下半身
臀部
体幹
背中
肩まわり
股関節まわり
などです。
ゴルフスイングは全身運動なので、特定の筋肉だけではなく、下半身で作った力を体幹を通して上半身やクラブへ伝える能力が大切です。
そのため、スクワット系、ヒップヒンジ系、回旋系、プッシュ・プル動作などをバランスよく取り入れることが基本になります。
必要な可動域が不足している場合、スイングが制限される可能性はあります。
ただし、
「身体が柔らかい=飛距離が伸びる」
と単純に考えるのはおすすめできません。
研究では、柔軟性よりも筋力やパワーのほうがクラブヘッドスピードと強く関連しているという報告もあります。
重要なのは、ただ柔らかくすることではなく、ゴルフに必要な可動域を確保し、その範囲を自分でコントロールできることです。
遅くありません。
年齢を重ねると筋力やパワーは徐々に低下しやすくなるため、むしろ適切な運動を取り入れる価値は高くなります。
ただし、若い人と同じ負荷やメニューをそのまま行う必要はありません。
年齢、運動歴、既往歴、関節の状態などを確認しながら、無理のない負荷から段階的に筋力動作能力を高めていくことが大切です。
腰や膝、肩などに痛みがある場合は、トレーニングを始める前に医療機関や専門家へ相談してください。
一般的には、まず週2〜3回程度から始めると続けやすいでしょう。
ただし、適切な頻度は年齢、運動経験、トレーニング強度、ゴルフの練習量などによって変わります。
毎日ハードに筋トレをするよりも、
トレーニング・ゴルフ練習・休養をバランスよく組み合わせること
のほうが重要です。
特にラウンド前日に脚を追い込みすぎて、
「身体づくりをした結果、翌日まったく振れない」
では本末転倒です。
トレーニングを始めたからといって、すぐにベストスコアが出るとは限りません。
ゴルフのスコアには、飛距離だけでなく、
スイング技術
アプローチ
パッティング
コースマネジメント
メンタル
疲労
コンディション
など多くの要因が関係しています。
フィジカルトレーニングは、いわばゴルフ技術を発揮するための土台づくりです。
身体能力を高めながら、実際のスイング練習やショートゲーム練習も並行して行うことで、スコアアップにつながりやすくなります。
最新クラブには、ミスヒットへの寛容性やボール初速を引き出しやすくするためのさまざまな技術があります。
そのため、自分に合ったクラブへ替えることで飛距離や安定性が改善する人もいます。
しかし、クラブそのものが筋力やパワーを作ってくれるわけではありません。
クラブの性能と身体能力は、どちらか一方ではなく両方大切です。
身体を整え、自分に合ったクラブを使う。
この組み合わせが理想です。
痛みがある状態で、自己判断による高負荷トレーニングを行うことはおすすめできません。
ゴルファーには腰、肘、肩などの筋骨格系トラブルが比較的多くみられます。
まずは痛みの原因を確認し、必要に応じて医師や理学療法士などの専門家に相談してください。
「痛いけど筋トレで何とかしよう」
と根性論で進めるのはやめましょう。
身体はゴルフクラブのように、壊れたから新品をネット注文、とはいきません。
Q10. 自分がクラブを替えるべきか、身体を鍛えるべきかわかりません
この悩みは非常に多いです。
まずは、
「飛距離が足りないのか」
「後半になるとスイングが崩れるのか」
「ミート率が安定しないのか」
「身体の動かしにくさがあるのか」
「そもそもクラブスペックが合っていないのか」
を整理する必要があります。
原因が違えば、当然やるべきことも変わります。
新しいクラブを買う前に、自分のゴルフと身体の課題を一度整理してみてください。
何を変えるべきかわからない方は、無料相談をご利用ください。
現在の平均スコア、飛距離、年齢、困っているミス、ラウンド後半の状態などをお聞きしながら、クラブ・スイング・身体のどこから見直すべきか一緒に整理します。
せっかくお金と時間を使うなら、「なんとなく」ではなく、あなたに本当に必要なところへ投資しましょう。
ゴルフトレーニングの無料相談を受け付けています
「自分の場合は、クラブを替えるべき?」
「飛距離を伸ばすには何を鍛えればいい?」
「後半になると必ずスイングが崩れる」
「筋トレしたいけど、何から始めればいいかわからない」
そんな方のために、ゴルフのパフォーマンスアップに関する無料相談を受け付けています。
平均スコアや年齢だけでなく、
飛距離・OB・ダフリ・トップ・後半の疲れ・身体の動かしにくさなど、あなたがコースで一番「もったいない」と感じていることを教えてください。
必要なのは、新しいクラブなのか。
スイングなのか。
それとも身体なのか。
まずは一緒に整理しましょう。
高いクラブを買ってから、
「原因、そこじゃなかった……」
と気づくのは、あまりにももったいないですから。
クラブを買い替える前に、まずは一度あなたの身体とゴルフの悩みを聞かせてください。
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