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2024年06月25日
身体の細胞が、ほんの少しずつ、毎日入れ替わっているって、ホント?
はい本当です!(^^)
身体は、骨も血液も内臓も、細胞が日々少しずつ入れ替わってるんです。
極端な言い方をすると、何年かの周期で、新しい自分に生まれ変わるってことなんです。
でも、細胞が入れ替わるスピードには個人差があって、それが見た目の違いに出てきます。
同窓会に行くと、若々しく見える人とそうでない人がいると感じるって回いじることないですか?
そこで今日は、いつまでも体の細胞が元気で若々しくいれる方法についてこっそり教えちゃいますね。
身体を構成する約60兆個の細胞は、成人以降も一部(神経細胞や骨格筋細胞など)を除いて、ほんの少しずつだけど、毎日入れ替わっています。
それが、細胞の新陳代謝って言われるしくみです。
新陳代謝って言うと、肌のターンオーバーとかを思い浮かべると思うんだけど、実は体のほとんどの部位で、同じように“細胞のリニューアル”が行われてるんです。
じゃあどうして、身体にそんなしくみがあるのか?
例えば、身体を大きな機械、細胞を精密な部品と考えてみてください。
どんな機械でも、性能を維持するためには部品交換が必要ですよね。
身体の大部分の細胞には、一つひとつ“有効期限”があって、古くなった細胞を新しい細胞に交換することが必要なんです。
こんなふうに新陳代謝が体内のあちこちで少しずつ進行して、健康と生命を維持することができるわけです。
でも、一口に新陳代謝っていっても、細胞が入れ替わるサイクルは、部位によって大きな差があるんです。
最も短いのが腸管の上皮細胞。
3~4日でつくられて吸収などの機能を担って、1~2日で役目を終えて、便として排出されます。
逆に、長いのは骨。
古くなった部分が壊されて、新生されるまでに約5カ月かかります。
その周期を繰り返して、成長期だと約2年で全身の骨が入れ替わるって言われています。
細胞レベルでは、健康でいる限り、体は毎日、見えないところで変化し続けているのです。
見た目の年齢は遺伝よりも生活習慣で決まる
一般的に新陳代謝のスピードは中高年になると低下していきます。
そうなると、古い細胞の老廃物などが体内に残りやすくなって、その影響が体の変化として表れてきます。
しかし、同じ年齢でも見た目の年齢が人それぞれ違うように、身体の変化にも大きな個人差があります。
じゃあ、その差を決めるのは何か?
遺伝と環境がかかわり合っていると考えられいて、その比率は遺伝的要因が約2割、環境的要因が約8割っていわれてます。
実際に、一卵性の双子でも喫煙者と非喫煙者とで、老化の速度や見た目の年齢が違ってくることを検証した米国の研究があるんです。
あと、同じ年齢でも生物学的には親子ほどの差があるという、興味深い研究報告もあります。
その差を生む環境因子を決めているのが、毎日の生活習慣。
偏食や喫煙、睡眠不足、運動不足、ストレスの多い生活は、新陳代謝力を低下させるんです。
日ごろから、下記のような健康的な生活習慣を続けているかどうかで、体内の部品交換の進み具合が変わるんです。
その積み重ねが、数年後、数十年後の見た目の年齢を決めるわけです。
新しい細胞をつくり出すためには、それぞれに必要となる栄養素が少しずつ違います。
特定の栄養素が必ずしもどこかの細胞だけの新陳代謝を活発にするわけではないんです。
骨で考えてみますね
牛乳は比較的カルシウムの多い食品(100g中カルシウムが110㎎)だけど、牛乳にはたんぱく質も含まれています。
たんぱく質は、ホルモン、血液、免疫に関する物質をつくるためにも使われます。
だから、骨を丈夫にしたいからといって牛乳をたくさん飲めば良い、というわけではないんです。
人体に必要な5大栄養素(糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル)をバランス良く摂って、常に新しい栄養素を全身の細胞に届けることが、新陳代謝には必要なんです。
そしてもう一つ注意したいのが、食べ過ぎ(カロリー過多)はむしろ老化を早める可能性があるってことです。
身体には、飢餓状態(グルコース=細胞内の小さな単位に分解された糖が枯渇した状態のとき)のときに活性化される遺伝子がみつかっています。
これはサーチュイン遺伝子、サーチュインファミリーって呼ばれています。
これが細胞の寿命を制御している可能性があることが分かってきたんです。
簡単にいえば、ちょっとお腹が空いているときに活性化されるサーチュイン遺伝子の働きで、古くなった細胞が消える、というもの。
少しお腹が空いているくらいの満腹度が、体にとってはちょうど良いということなんです。
一般的に、若い頃よりも年齢が上がった方が、運動での消費するカロリー、身体の中での代謝量は低くなるし、生きるためだけに行われる基礎代謝の量も10代をピークに減ってきます。
だから、年齢が上がれば減ってくる消費するカロリーに合わせて、摂取カロリーも少しずつ減らしていく必要があるってことなんです。
でも、一概に「○才だから何%減らせば良いか」っていうのは分かってはいないし、人によって体格や活動量は違うから適切なカロリーは違います。
大事なのは、摂取するカロリーと消費するカロリーのバランスです。
カロリーの摂り過ぎは体重増加の要因ですから、今の自分の体に合った必要なカロリーを見つけることです。
カロリー制限と寿命延伸との関係は、世界の各地で多くの研究が行われています。
中でも2009年にアメリカの研究チームが発表した論文で、30%のカロリー制限をしたアカゲザルは寿命が長くなることがわかりました。
仮に、これを人に当てはめるなら、「腹八分目」よりも少し少ないくらいを意識して、高カロリーな食品(揚げ物や霜降りの肉など)を少し減らして、ていかろりーで栄養価のあるものをという事ですね。
新陳代謝を上げるためには、運動も大切ということが分かっています。
身体には、運動することで活性化されるAMPKって呼ばれる酵素があります。
AMPKは新しい細胞をつくりながら、人体の寿命を縮めてしまうといわれるTOR遺伝子の活性を抑制します。
TOR遺伝子は、新しいたんぱく質の合成を抑制する遺伝子で、TOR遺伝子が上手く働かない状態のハエやマウスは、寿命が延びることが分かってきました。
という事は、TOR遺伝子の活性を抑えることができれば、新しい細胞がどんどん生まれる可能性があるってことです。
もちろん、寿命を決めるのはこれだけじゃないんだけど、適度な運動でAMPKを活性化することで、細胞の増殖や寿命を良い方向に制御できるかもなんです。
歳を重ねても、細胞を若々しく
細胞が正常なサイクルで生まれ変わるために、細胞に必要な栄養や酸素が全身に行き渡って、老廃物がすみやかに回収されなければいけないんです。
その働きを担っているのが、体の中をかけめぐる血液です。
見た目の年齢を若々しく保つためにも、日ごろから血流を良くしておく心掛けが、基本中の基本です。
もう一つ重要なのが、体の抗酸化力です。
新しい細胞がつくられる時、身体の中で活性酸素が発生します。
この活性酸素が増え過ぎると、健康な細胞まで酸化してしまう心配があるんです。
体内に備わっている抗酸化力は加齢とともに低下するから、抗酸化成分を補う習慣は、中高年になるほど重要になってくるんです。
ビタミンA
レチノールやカロテンなど体内でビタミンAとして働く物質の総称です。緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンは抗酸化力が強いです。β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変わります。
β-カロテンは生では吸収されにくいので、油と一緒に摂ると吸収率がアップします。
ビタミンC
ビタミンCは食品からの摂取では吸収率は良いですが、一度に大量に摂取しても余った分は尿から排泄されてしまいます。また体内では作られないので、毎日摂取が必要です。
抗酸化力が非常に強く、活性酸素から細胞や組織を守ります。
野菜、果物、芋類に多く含まれます。
ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用が強く、細胞膜のリン脂質の酸化を防ぎ、リン脂質が酸化してできる過酸化脂質の発生を抑えてくれます。
過酸化脂質は細胞を傷つけて老化させ、さまざまな病気を引き起こします。
抗酸化力のあるビタミンA、,ビタミンCと一緒に摂取することで相乗効果があります。
植物性油脂、ナッツ類、かぼちゃに多く含まれています。
コエンザイムQ
ビタミンと同様の働きをして、ビタミンを助ける成分です。強い抗酸化力があり、アンチエイジングに役立ちます。
いわし、サバ、牛肉、豚肉に多く含まれます。
フラボノイド系ポリフェノール
スーパーオキシドや一重項酸素を無毒化する作用があります。
非フラボノイド系ポリフェノール
スーパーオキシドや一重項酸素を無毒化する作用があります。
イオウ化合物
特に活性酸素の中で毒性が強いものは、ヒドロキシラジカルも除去します。
カロテノイド
スーパーオキシドやヒドロキシラジカルも除去します。
今この瞬間も、あなたの身体の中では細胞の入れ替えが行われています。
新陳代謝力を高める習慣で、新しい自分をつくっていきましょうね(^^)v