いくら食べても太らない人の秘密…

2023年12月11日

いくら食べても太らない人の秘密…

「脂肪」って聞いたら、あまりいいイメージを思い浮かべる人は少ないすよね。

食べすぎてジーンズの上に乗っかったお腹を見てがっかりした経験も、ありますよね。

いろんなメディアや広告でも、「ダイエットをして、醜い体脂肪とお別れしよう!」「スリムになって、新しい人生を手に入れよう!」って、脂肪は間違いなく悪者になってますよね。

でも、脂肪って私たちの身体には欠かせない、重要な器官なんです。

脂肪は、食欲を抑えたり、健康を維持したりするために必要なホルモンを産生してくれます。

 

たとえば飲み会に参加して、隣にすわった痩せた人を見て思います。

「この人、かわいそうに…キュウリしか食べていないんじゃないか?」

だけど、すぐに予想は裏切られます。

その人はあなたの2倍の量をぺろりと食べて、ビールを何杯飲んで、唐揚げの山とデザートまで平らげてしまいました。

じゃあきっと、体型維持のために運動をしているはずだ。

そこで、あなたはその人に「スポーツはされるんですか?」と尋ねます。

すると、驚きの答えが返ってきました。

「スポーツは全然好きじゃないんです。犬と散歩に出るのは好きですけど、スポーツはちょっと無理ですね……」

人より多く食べ、しかも運動も全然しないのに「太らない人」がいます。

その秘密は「隠れ代謝」「遺伝」に隠れているんです。

 

太りやすさを決める隠れ代謝と遺伝?

1日のエネルギー消費は3つに分けられます。

全体の60%を占めるのが、休んでいるときの心臓の鼓動、体温の維持、脳の活動の維持などによる「安静時代謝率」

10〜5%を占めるのが、食べたものを消化して栄養素を吸収し、余剰脂肪や糖を蓄えるためのエネルギーを生む「食べものの熱産生」

そして3つめが「活動性熱産生」です。

 

これは、歩いたり話したり、仕事や運動などの活動に使用されるエネルギー量で、エネルギー消費全体の25〜30%を占めてます。

この「隠れ代謝」ともいえる活動性熱産生に、運動をしなくても太らない人の謎の答えが隠されてるんです。

ここで重要なのは、その人たちが運動しないように「見えている」という事です。

自分では気づいてはいなくても、蓋を開けてみると身体的活動量が多い人がいるのです。

 

同じ職場で働くAさんととBさんを比べてみますね。

Aさんは40代半ばで少し太り気味。

事務仕事で1日中デスクに座りっぱなしで、昼食のときだけ食堂に行きます。

同僚のBさんは50代になったばかりで、痩せています。

45分ごとに10分間の休憩をとって、その時間に水をコップ1杯飲んで、同僚に質問しに行ったりします。

ときには立って仕事をすることもあります。

AさんとBさんの仕事内容は同じだけど、Bさんの日々のカロリー燃焼量はAさんよりも多く、デスクに座って仕事をするAさんが1時間に80キロカロリーくらいの燃焼なのにに対して、立って仕事をするBさんは100キロカロリーくらい燃焼しています。

人々が座っている時間は平均して1日12時間といわれます。

睡眠時間が7時間って仮定すると、合計19時間、座っているか寝ていることになります。

座る時間が長いほど体重は重くなって、糖尿病や循環器系の病気リスクも高くなってしまいます。

 

じゃあ、生活様式をどうしたらいいのか? 

数年前、オランダの研究者たちがある調査を行ったんです。

調査には3つのグループが参加して、1つは、1日に14時間ずっと座っているグループ。

2つ目のグループは13時間座って、最後の1時間に運動します。

そして3つ目のグループには8時間座って、4時間歩いて、2時間立ってもらいました。

どのグループの代謝が一番良いかを調べるために、砂糖入りの飲みものを飲んでもらって、含まれるグルコースの処理度合いを測定しました。

 

座る時間が長いほど体重は増えていく

「ずっと座っていた人たち」が最下位だったのはわかりますよね。

でも驚きだったのは、1時間運動したグループよりも、座る時間を8時間に減らしたグループの結果が良かったことなんです。

調査開始後、たった4日間でその差は現れたんです。

この調査でわかることは、少しの運動をしても、座りっぱなしの害悪は消し去れないということです。

それよりも、足をぷらぷらさせたり、クリップや事務室の備品をいじったりと、細かい動作を継続するほうが、代謝は高まるってこと。

「活動性熱産生」の差が、太りやすいかどうかの差を分けていたのです。

もし可能なら、デスクの高さを調節して立って仕事ができるようにすればいいんです。

 

太りやすい人と、そうでない人の差に潜むもう1つの要因は、「ストレス」です。

ストレスを感じると、視床下部が動き出し、そこから分泌された物質が下垂体に信号を送ります。

それを受けて、下垂体は違う種類の調節ホルモン(ACTH)を分泌して、それが血中を旅して副腎に届きます。

そして副腎はストレスホルモン「コルチゾール」を血中に多く分泌します。

コルチゾールは心臓の脈を速くして、短時間で血圧を急上昇させます。

より多くの糖や酸素を脳などの臓器に注ぎ込んで、頭をフル回転させて、思考をはっきりとさせるためです。

ストレスを感じるとコルチゾールによって糖が筋肉に注がれ、エネルギーと動作に変換されるのは、そんなときには欠かせない機能なんです。

 

そして、このストレスの流行と肥満の流行の発生時期は、ほぼ重なっています。

現在、世界の成人人口の39%が肥満といわれてるんだけど、ストレスが肥満要因になることが、科学的にどんどん裏づけられてきています。

じゃあ、ストレスはどれほどの影響を与えるのか。

 

ある女性の例を紹介しますね。

C子さんは41歳の小学校教師。夫のDさんとの間に3人の子どもがいます。

ジムに定期的に通って、毎日自転車通勤してたんだけど、ここ数年、体の異変に気づくようになりました。

筋肉が日に日に弱くなって、体重も増え、お腹には赤紫の肉割れが浮き出てきました。

顔もむくんでしまって、頬が真っ赤で、チークカラーも必要なくなりました。

服のサイズも9号から11号になって、生理不順になりました。

 

数カ月後、彼女は深刻な腸炎で入院しました。

いくつもの病院で検査が行われた結果、副腎内部に塊があって、過剰なコルチゾールを休みなく分泌し続けていることがわかりました。

つまり、ミーラの体内をコルチゾールがつねに駆け巡って、多様な症状を引き起こしていたんです。

 

ストレスホルモンによる身体への影響

C子さんの例からわかるのは、長期間続く高いコルチゾール値は、健康を損ないかねないということです。

極度の慢性的ストレスで身体がコルチゾールを過剰に分泌すると、体脂肪を含む身体のいたるところに、下記のような影響が現れてしまいます。

・短期間で腹まわりの脂肪が増加し、首の後ろに脂肪の塊がつ
・顔はぷっくりとしていくのに、足と腕の皮下脂肪は減少する
・筋肉量も減少し、足と腕の力が衰える
・血圧が上がり、コレステロールと糖代謝が乱れ、気分が落ち込みがちになる
・肉割れ、ニキビができ、敏感肌になり、あざができやすくなり、傷が治りにくくなる
・女性の場合、生理周期が不順になり体毛が濃くなる

ストレスの受け止め方には個人差があります。

愛するペットが死んで何か月も嘆き悲しみ、不眠や動悸を経験する人もいれば、親愛なるパートナーを亡くしたのにすぐに立ち上がって、身体的な症状を抱えず、日課をこなす人もいます。

これにはコルチゾールを受け取る「受容体(ホルモンの受け入れ場所)」が関係してるらしいです。

コルチコステロイド受容体と呼ばれる受け皿が体内の体細胞のすべてに存在してるんだけど、この感度が主に遺伝によって生まれつき決まっているんです。

 

研究によると、人口の約半数が特殊な遺伝子変異を持つコルチコステロイド受容体の保有者だっていわれています。

さらに、コルチゾールへの感度が高い変異遺伝子を持つ人は、お腹が出ていて、コレステロール値が高くて、糖代謝が悪くて、筋肉量が少なく、うつ病のリスクが高いという結果も出ています。

逆に、人口の5〜10%の人が、コルチゾールへの感度が鈍い変異遺伝子を持っています。

 

例えば男性でこの変異遺伝子がある人は、筋肉量が多く、強度も高くて、高身長です。

女性の場合はウエストが細く、また男女ともに、糖尿病になりにくかったり、コレステロール値が低かったりします。

この「隠れ代謝」「遺伝」の差で、たとえ同じ年齢で、同じものを食べ、同じ生活スタイルを保持し、同じくらいのストレスにさらされたとしても、太る人と太らない人がいってことなんです。

 

1.座ってばかりいないこと

2.ストレスを貯めないこと

この二つ気をつけようね(^_-)

いくら食べても太らない人の秘密

 

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