札幌でダイエットはシェイプボディ!シェイプアップ専門のパーソナルトレーニングジム
2022年08月29日
こんにちは!
みなさんは体脂肪計や体組成計もっていますか?
毎日はかっています?
体重以外の項目(体脂肪率など)って、
「同じ日でも、はかるたびに数字がバラバラでどれが本当かわからない!」
って思ったことないですか?
実は体組成計にはお勧めの計測時間ってのがあるんです。
体組成計に乗るタイミングとして、
・起床直後・運動直後・食後・入浴後を避けること
・毎日決まった時間に測定すること
ってことなんです。
これにはお勧めするには理由があるんです。
今日はその体組成計の謎についてお話しますね。
体組成計は、生体電気インピーダンス法という技術を使っています。
簡単に言えば、電気がからだに流れやすいか流れにくいかで、体組成を推定しています。
筋肉は脂肪の約10倍電気が流れやすい性質をもってるから、筋肉が多いほど電気が流れやすくなります。
なぜ筋肉は脂肪より電気が流れやすいかっていうと、筋肉の中には脂肪より多くの電解質を含む水分があるからなんです。
この「からだの水分」、生体電気インピーダンス法という技術を使ううえで、避けて通れない問題なんです。
標準体重の成人男性だと、体重の約60%は水分って言われています。
その水分は、血液の中の水分(体重の約5%)、細胞の中にある水分(同40%)、
血液以外の細胞の外にある水分(同15%)の大きく3つに分けられます。
体組成計の短い期間での数値の変動に影響を与えるのは、主に「血液以外の細胞の外にある水分」と「血液」なんです。
朝はほっそりしていた脚が、夕方になると太くなっている、むくみって経験ありますよね。
現代人の多くが従事している「脚を下にしたままで動きの少ないデスクワークや立ち仕事」だと、からだの中の水分が脚に集まりがちです。
これは、重力と筋肉が動かないことでおこります。
寝ている時は全身に均等に重力がはたらいて、水分はバランスよく全身に分布します。
でも起きるとヒトは脚を下にして立つから、水分が重力にひっぱられて時間とともに
身体の下の方=脚に集まりやすくなるんです。
あと、起床直後は、上半身にあった水分が重力で脚の方へと移動を始めるから
体内の水分分布が不安定な状態になっています。
筋肉がうごくと、脚などの末梢にある水分をからだの中心に送る動きをします。
(このはたらきを筋ポンプっていいます)。
だから、筋肉がうごくことが少ないと、脚に水分が溜まりやすくて、適度に動いているときはあまりむくまないんです。
また、スポーツ選手や筋肉の多い男性は、女性ほどむくむ体験をしないはずです。
こんな理由で、寝た姿勢から起き上がった直後は値が安定しにくくなるんです。
あと、毎回違うタイミングで測定すると、水分状態がマチマチとなってしまって、出てくる数値もばらつきが出やすくなります。
血液には55~60%程度の水分が含まれてます。
成人が安静にしているとき、1分間に心臓から送りだされる血液は約5 L
(うち水分は3L程度)って言われています。
ところが、激しい運動をした場合は、その量は5倍になります。
血液がたくさん送り出されたら、からだの各所で同じようにたくさん血液を流す必要があります。
この対策の1つとして、血管をいつもより太くして血液の通る道を広げたり、
いつも閉じている血管をひらいて通り道を増やしたりします。
こんなふうに、運動で血流量が増えると、脚などの末梢の水分量が増えることになるんです。
運動をすると、からだの隅々まで酸素を送り届ける必要があるから、全身の血液の流れが活発になり血流量が多くなります。
そして同時に、運動時は筋肉から熱が発生して体温が上がります。
ヒトは生命維持のために体温を一定にする必要があります。
運動で体内にたまった熱を外へ発散させるためにも、同様に末梢の血管に血液を多く流して、外の空気との温度差で、より効率的に熱が発散するようにします。
このように、運動時には血管を広げて血流量を増やすという動きがあるため、
全身の血液の流れが活発になって、特に手足などの末梢で流れる血液量が多くなります。
入浴や食事でからだが温まったときも、運動時と同じように血管がひろがって、血液の量が増えます。
体組成計、体脂肪計で安定した測定をしようと思ったら、運動や入浴、食後のような、いつもより血流量が増えた状態を避けること。
こんなふうに、いろんな原因でからだの水分状況は変わります。
例えば、脱水や、筋肉の使い過ぎの炎症でも、からだの水分は影響を受けます。
健康的な生活の条件の1つに、「規則正しいリズムのある生活」があります。
生活リズムの1つに「体組成をはかること」を取り入れて、毎日の健康管理に役立ててくださいね。
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